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統合失調症とは、精神疾患の一つです。

世界の患者数は約2480万人(内日本の患者数は約80万人)であり、日本における発病率は120人に1人なので、決して珍しい病気とは言えないのが現実。

有名人でいうと、安全地帯の玉置浩二さんがご自分の自叙伝にて統合失調症について記述がありますね。

主な症状

まず2つの症状に分類されます。

  • 陽性症状
  • 陰性症状

陽性症状はおおまかにいうと、妄想(被害妄想、嫉妬妄想等)、幻聴、幻覚、知覚過敏、他人に誰かに操作されている感じ、自分の思考が全て他に漏れている感じ、知覚の歪み、異常な興奮や緊張、などです。他人から見て、明らかにおかしいと気付く表面的な症状です。

陰性症状は、無感情、全くしゃべらない、自閉、意欲低下、無関心、極度な不安感、緊張感、金遣いが荒くなる、不眠などが、おおまかな症状です。
陰性症状は世間的な認知は低く、怠け病等、ひどく扱われることが多い。しかしながら、近年ではうつ病などの精神疾患が多発しており多少認知は上がってきていると感じます。

目の動きで客観的診断が可能になる?

こういった精神疾患、ここでは統合失調症は、客観的な検査による診断法は無く、それぞれの医師によって判断が分かれてしまったり、患者や家族への説明が難しいという課題があります。

それに対して、大阪大学と京都大学の研究グループが目の動き、眼球の動き」によって統合失調症かどうか診断する方法を開発したようです。

統合失調症の患者は通常の人より、物を見る目が鈍いことに注目。

具体的な検査方法は、

  • 画面上の動く点をどれだけ目で追えるか
  • 風景の画像を見たとき、全体をしっかり見渡しているか

これらを行って、「視線の先の動き方」や「移動距離」等を測定し診断する方法とのこと。

この診断法を、患者40人、健康69人に対して行い、数値化して診断をしたところ、統合失調症を88%の精度で判別が出来たようです。

統合失調症は診断されても、受け入れられない方も少なくなく、そういった方には、説明も出来やすくなり、客観的に診断可能であれば、早期発見治療にも大いに役立つ功績だったと思います。

統合失調症は治療すれば治るのか?

どうやらリハビリと薬物療法をうまくやっていけば、30年後の経過観察で約40%近くの人が働くことができ、約70%近く人が症状もほぼ無くなり、普通の生活を送っているそうです。

ただ、統合失調症が治るのか、治らないのかという2択であれば、答えは、「治らない」が正しいのでしょうか。どういうことかというと、統合失調症は「完治」はしないということです。

しかし、再発防止の対策をしっかりしていれば、普通に健常者と同じ生活が送れます。

再発でも幻覚や妄想といったこともありませんし、医師としっかり向き合いながら薬を継続していけば、健常者と何ら変わりません。

結論は「完治はしないが、治すことはできる」でしょうか。

最後に・・

精神疾患を有する者に対して、怠け病だとかいってる人いますが、そんなブラック人間はもう少数派と言ってもよい時代だと思います。ブラック企業などがあふれ、自殺者があふれ、ストレス社会において、もう精神疾患は認知されてきているといってもよいと思います。